・将来はめまい等、内耳疾患の専門家になりたいと思っていました。上級医が筑波にある宇宙航空研究開発機構(現在のJAXA)で宇宙医学の研究をしており、そのお手伝いをしました。その上級医(現在の准教授)がNASAに留学し、茂木立も次にNASAに留学するのは自分だ!と思って頑張っていましたが、教授から「茂木立君は嚥下障害をしなさい!」と言われ、健康長寿医療センターへ出向することとなりました。ここがまず1回目の転機だったと思います。
・東京都健康長寿医療センターの上級医が嚥下障害診療の権威であったため、日々嚥下困難患者の診療に明け暮れていました。日本気管食道科学会に「ワレンベルグ症候群の嚥下障害に対するリハビリの効果」について発表を行う機会を得ました。耳鼻咽喉科と神経内科の境界領域の診療を行う機会を多く得たと思います。
・週1回は日大板橋病院めまい外来で講師の陪席についていました。
・高齢者めまい症例について、めまいのリハビリ、BPPVに対するエプレー療法などの運動療法の研鑽を行いました。
・同病院の上級勤務医の杉浦医師(旧姓久我医師)からBスポット療法を教わりました。これがBスポット療法との出会いです。